【かさましジュゴン】学祭テーマソングに選出された”ハバタケ”の制作背景インタビュー

2023年11月03日
かさましジュゴン | おりーばMIX
かさましジュゴン | おりーばMIX

先日Mixを担当させて頂いて見事、一橋大学の第54回学園祭「一橋祭 ヒトツバレ!」のテーマソングに選出された学生作曲グループ「かさましジュゴン」さんに作曲のエピソードをインタビューしました!影響を強く受けたというSEKAI NO OWARIの世界観を目指して制作されたという事で"PopでCuteな「Melody」"と"Discovery, go at throttle up"(エンジン全開)の精神あふれる、晴れ晴れとした明るい曲に仕上がっています。そんな楽曲"ハバタケ"に込めた思いと、音楽との出会いをひもときます。

Q1. 今まで影響を受けたアーティストや音楽活動を始めたきっかけを教えてください。

一昨年カナダへの交換留学中、0からギターを教えてくれたホストファザーに「俺が教えたコードで曲を作ってみろ」と言われたのが"音楽活動"の始まりです。右も左もわからずに作った曲は曲と呼べるレベルにはありませんでしたが。

そこから2年、学園祭テーマソングコンテストの存在を知り、ダメ元でやってみようと友人を誘って初めてまともな曲作りを始めました。曲を作る上で往年のJpopから洋楽EDM、女性男性問わずアイドルも様々なアーティストの曲を聴き漁りましたが、最も影響を受けたと言えるのは中学生の頃からかれこれ10年以上聞き続けているSEKAI NO OWARIだと思います。"PopでCuteなセカオワ「Melody」"に憧れながら作りました。


留学中にギターと出会い、そこから作曲につながるとは本当に素敵なホストファミリーとの交流だったのですね!2年前から始まり今まさに"ハバタケ"と才能が羽ばたき始めた訳ですね。

僕も"PopでCuteなセカオワ「Melody」"好きです。「インスタントラジオ」の歌詞ですね!ホライゾンサウンドにもSEKAI NO OWARIを参考にして欲しいとご依頼があったのを覚えています。最初にご提供頂いた音源を聞いてぱっと感じたのが、SEKAI NO OWARIのストリングスアレンジに雰囲気を近づけたいのかな、と。

ストリングスを聞かせたい思いが音源から伝わってきましたのでバランスは「RPG」や「眠り姫」「スターライトパレード」「炎と森のカーニバル」などを参考にして調整しました。もちろんシンセやドラムもSEKAI NO OWARIの音作りに影響受けていると感じましたのでそこも含めて調整しました。頂いた音源の第一印象を大切に、もっとかっこよく聞こえるようにしてやろう、と思いました。

Q2. "ハバタケ"の曲作りにあたり、作曲・編曲・演奏や録音で工夫した点などあれば教えてください。

学園祭のテーマソングなので、「ただただまっすぐ明るい曲」を目指しました。と同時に、我々大学生が少し懐かしさを感じられるような平成後期のJpopっぽさを意識しました。特にBメロはアイドルソングのようなリズムになっています。

音楽理論への知識はゼロに等しいので意図はしてなかったのですが、結果的にサビはカノンコードに落ち着きました。もう身体に染み付いてるんだな、と。びっくりです。

ボーカルも、「とにかく元気に」を念頭に置いて録音しました。学園祭でBGMとして流れたときに、曲を知らない人もテンションが上がるような曲になっていたら本望です。


音源からは「インスタントラジオ」のような突き抜けるような元気さを感じました。女性ボーカルも明るくて元気の出る感じの歌い方が曲の雰囲気に合ってます。結果的に聞きなれているカノンコードに落ち着くなんて理想的な作曲ですね!僕なんかが作曲するとカノンコードありきでメロディーを当てはめていったりしちゃいます(苦笑)

ご相談の中でもボーカルの抜けをよくして欲しいとの要望があったのをよく覚えています。再録音もして頂いて、ホライゾンサウンドとしても何としても奇麗に明るく聞かせたいと思い、プレートのショートリバーブやEQ、マイクプリを通し直したりと工夫してみました。なかなかOKでなくていろんなパターンを試したのを覚えています。

Q3. "ハバタケ"でリスナーに注目して欲しいポイントがあれば教えてください。

落ちサビからラスサビに転調していく部分です! ストリングスが駆け上がっていく時に裏で"Discovery, go at throttle up"というNASAの音声が入ってたりするのでそこにも注目していていただけたら嬉しいです。「エンジン全開で」みたいな意味です。

サビは特に色々な楽器を詰め込んだのでぜひinstrumental verも聞いていただきたいです。1サビと2サビで伴奏が少しだけ違うのも小さな小さなこだわりポイントです。


僕は英語ができないので"Discovery, go at throttle up"(エンジン全開)といっていたんだなと、今回のインタビューで初めて知りました(^^;)完成イメージをはっきりと伝えて頂いていたのでボリューム調整ではっきりを聞こえるように出来たのかなと思います。「エンジン全開で」とは"ハバタケ"にぴったりのフレーズですね。

Q4. 今後の音楽活動の方向性について差し支えなければ教えてください。

学園祭テーマソングコンテストへの応募を1つのゴールとしていたのでこの先は全く決まっていないのが本音です。でも、せっかくテーマソングに選んでいただき各種サブスクで配信することもできたので、これからも定期的に同じメンバーで曲を作れたら、と思います。SpotifyやApple Musicのアーティストページをとんでもなく暇なときに確認してください。新曲が上がっているかもしれませんし、上がっていないかもしれません。グループ名「かさましジュゴン」の可愛いロゴも作っていただいたので、いつかTシャツにしたいなあ、なんて妄想もしてます。


ぜひぜひ素敵なギターと作曲との出会いを大切に、今後も新しい曲を作っていって欲しいです!「かさましジュゴン」Tシャツ良いですね!学園祭にぴったりかもしれない。Apple Musicでも僕"ハバタケ"を早速ダウンロードしているので、「かさましジュゴン」Tシャツ買いますよ(笑)「かさましジュゴン」ロゴの面白い所が、可愛いくもありホワッと和む雰囲気があるけど、実はバーガーにされてて食べられる寸前という、実はダークな絵にも見える点がすごく好きです(笑)

学園祭テーマソングコンテストへの応募をゴールにして活動され、見事にテーマソングに選ばれたのは本当に素晴らしい結果だと思います。「かさましジュゴン」さんのセンスというか、狙いと言いますか、全てのベクトルが1つの方向にそろって向いて、そして突き抜けた感じですね。

Q5. 今回、おりーばMIX(ホライゾンサウンド)をご利用頂いた感想を差し支えなければ教えてください。

初めてのまともなオリジナル曲でしたが、本当に親身になってご相談に乗ってくださり、非常に満足の行く仕上がりにしてくださいました!何度もわがままな要望をしたにも関わらず丁寧にご対応くださり、パソコンで作った拙い音源が見違えるようになりました。

人前に出しても恥ずかしくないレベルまで辿り着けたのはホライゾンサウンドさんのおかげです。本当にありがとうございました。


オリジナル曲初めてとは思えない構成力を感じました。本当にかたっぱしから曲を聴きまくったんだなと、それとギターでの経験が有機的につながって、自然とメロディーやコードの進みたい方向というか、心地よい進行があふれ出た印象の曲でした。

僕としても編集・ミックスしていてとても楽しい曲でした。こちらこそ何度もデータを確認して頂いてありがとうございました。

Q6. 今後もCMやドラマ等のテーマを与えられたら、どんな所に工夫して曲を作りたいですか。

夢のまた夢のまた夢、のその向こう側みたいなお話ですが、できるだけ多くの人に楽しんでいただけるような「王道」の曲を作りたいなと思っています。


とてもまっすぐなお気持ちを答えて頂いて背筋が伸びますね(笑)テーマソングに選ばれたのも、もしかしたら作っている時は「夢」だったかもしれません。王道の音楽というのも簡単なようでいてなかなか難しいものだとおもいます。だからこその素晴らしい目標ですね!「夢」のある未来を楽しみながら受け取っていきましょう!

Q7. 最後に、いよいよ本番の学園祭にむけて、ひとこと意気込みをお聞かせください。

「恥ずかしくても学園祭くらいははしゃぎたい」という率直な思いを込めた曲です。学生も、来場者の皆さんも、本当にたくさんの人に聞いていただきたいです!束の間の非日常を彩り、学園祭の後も楽しかった1日が蘇るような、そんな1曲になれたら嬉しいです。

一橋祭初日(2023年11月24日)のオープニングセレモニーでも歌唱予定なので、初冬にあまりにも暇な方はぜひ中央線は国立駅まではるばるお越しください!!よろしくお願いいたします!


コロナ明けて本格的にお祭り騒ぎが出来るようになったのはとても喜ばしいですよね!

時間を作って一橋祭を楽しみに行きたいと思います!


インタビューお答え頂いてありがとう御座いました!これからの活動も楽しみにしております。

一橋大学の第54回学園祭「一橋祭 ヒトツバレ!」の情報は公式サイトに掲載されていますので、企画やアクセス、スケジュールなど確認してみてくださいね。楽しいお祭りを楽しみましょう!

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